![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/d0fbfd42-136-800x400-1.jpg)
おっすおっす。
かーむです。
ついにアモンケットリマスターがMTGアリーナでリリースされ、ヒストリック環境で使えるカードが一気に増えました。
そして先週末、さっそく下記3つのヒストリックの大会が開催されました。
・MTG Arena Zone Hisoric Open
・Hooglandia Open
・はまチャレ
今回はそれらヒストリックイベントのメタゲームとTOP8デッキたちのまとめになります。
記事がすごく長くなってしまうので、デッキ個別のコメントは少なめでお届けします。
【ソース】
MTG Arena Zone Historic Openイベントページ
MTG Arena Zone Historic Openのメタゲーム
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/58cdeb0b89f02dfb069cca8f67161c71.png)
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/14a38c0ad2784f24fd1054ea0172bdf4.png)
まずはMTG Arena Zone Historic Openから見ていきましょう。
MTG Arena Zoneという、MTGアリーナの海外サイト主催のイベントになります。
このイベントの参加者は78名。
使用者2名以下が半数近くを占めており、デッキが非常にバラけていますね。
使用者が最も多い赤単バーンもデッキ数8名、使用率10%にとどまっています。
使用者3名以上のデッキとしてはグリクシスコントロール、ジャンドサクリファイス、ラクドスサクリファイス、そしてアモンケットリマスター後に登場したラクドスアルカニストと、赤黒系のデッキが多めですね。
また、前環境から活躍するアゾリウスオーラや、今回アモンケットリマスターで強力なパーツを手に入れたアゾリウスコントロールの姿も。
新アーキタイプのラクドスアルカニストについては、TOP8デッキで触れていきます。
TOP8デッキ
大会結果は以下の通り。
順位 | デッキ |
優勝 | スゥルタイ原野 |
2位 | ジェスカイフェザー |
3位 | グルールミッドレンジ |
4位 | アゾリウスオーラ |
5位 | ラクドスアルカニスト |
6位 | ラクドスサクリファイス |
7位 | 赤単ゴブリン |
8位 | ジャンドサクリファイス |
今回の優勝はスゥルタイ原野。
全体としてはジェスカイフェザー、アゾリウスオーラ、ラクドスサクリファイスなど、少しトリッキーなアグロが優勢ですね。
ジャンドとラクドスの2種類のサクリファイスが入賞していますが、それ以外は全て違うアーキタイプになっており、非常に健全ですね。
優勝:スゥルタイ原野
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/Z1.jpg)
さっそくデッキを見ていきましょう。
まずは優勝デッキ。
前環境では原野と言えばバントが多かった印象ですが、このデッキはアモンケットリマスターで万能手札破壊呪文《思考囲い》が使えるスゥルタイカラーになっています。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/thoughtseize.jpg)
そして何よりも、原野デッキとしては今回《約束の刻》を手に入れたのは非常に大きいですね。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/hour_of_promise.jpg)
なんと土地なら何でも2つサーチしてきて場に出すことができます。
緑シングルシンボルかつ、制限なしの土地2枚サーチは流石に強力。
シンプルに《死者の原野》を持ってくるのはもちろん、場の状況に合わせて《爆発域》、《オラーズカの拱門》、《ボジューカの沼》なども探してくることもできます。
ちなみにゾンビトークンを生成する効果はあまり使わないので重視しなくて大丈夫です。
マナ加速しながら様々な能力を持つ土地を採用しやすくなり柔軟性を増した原野デッキ。
後で出てくるHooglandia Openでも優勝を飾っており、今後メタゲームの中心になってきそうです。
2位:ジェスカイフェザー
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/Z2.jpg)
続いてはジェスカイフェザー。
アモンケットリマスターからの新パーツはありませんが、《アダントの先兵》に代わり、《スプライトのドラゴン》を追加のアタッカーとして採用しています。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/00211.png)
《贖いし者、フェザー》や《戦慄衆の秘儀術師》で呪文を使い回すほど打点が大きくなるのはもちろん、飛行を持っていることで攻撃を通しやすいのも優秀です。
3位:グルールミッドレンジ
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/Z3.jpg)
3位はグルールミッドレンジ。
スタンダードではこの手のデッキはしばらく見なくなってしまったので、なんだか懐かしさすらありますね。
アモンケットリマスターからは《不屈の神、ロナス》を獲得。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/rhonas_the_indomitable.jpg)
パワーが4以上のクリーチャーをコントロールしていないと戦闘に参加できませんが、アモンケット期よりも強力なクリーチャーが多いヒストリックのカードプールでは容易にその条件を達成できます。
また、これらのアタッカーも《不屈の神、ロナス》の強化能力でパワー向上とトランプル付与によって打点を底上げでき、相互にシナジーを形成します。
4位:アゾリウスオーラ
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/Z4.jpg)
続いては前環境から活躍するアゾリウスオーラ。
目立ったアップデートはありませんが、環境が変わってもブン周りの破壊力は環境随一。
破壊不能やプロテクションを《衰滅》や《絶滅の契機》で乗り越えてくるスゥルタイ原野との相性が気になります。
5位:ラクドスアルカニスト
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/Z5.jpg)
こちらは新アーキタイプのラクドスアルカニスト。
呪文を唱えまくって戦う様から、ラクドススペルとも呼ばれてるみたいですね。
デッキの核となるのはデッキ名にもなっている《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》。
これをアモンケットリマスターで収録された《立身》でリアニメイトしつつ、《出世》ですぐに殴って墓地からガンガン呪文を唱えまくります。
《思考囲い》からのアタックで《思考囲い》を使い回して相手の手札をボロボロにする動きもあり、ハマると対抗手段を奪われてあっという間にライフを削り切られます。
呪文を多く唱える&墓地が溜りやすいということで、《若き紅蓮術士》と《死の飢えのタイタン、クロクサ》も採用されており、面と点の両方の攻め手を持っているのもこのデッキの特徴です。
6位:ラクドスサクリファイス
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/Z6.jpg)
こちらのラクドスサクリファイスでも、序盤に前方確認ができる《思考囲い》をフル投入。
今のところアモンケットリマスターで最も採用率が高いカードかもしれません。
さすがにレガシー級の手札破壊呪文だけあります。
そして自身を含めて、たった1枚で墓地を7枚も肥やしてくれる《縫い師への供給者》もラクドスカラーでよく見るカードですね。
サクリファイス系デッキ、ラクドスアルカニストなどではほぼフル投入されているため、《思考囲い》と合わせて今後よく見るパッケージになりそうです。
7位:赤単ゴブリン
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/Z7.jpg)
7位はジャンプスタート以降常にメタゲームに存在する赤単ゴブリン。
アモンケットリマスターでは《熱烈の神、ハゾレト》を手に入れました。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/hazoret_the_fervent.jpg)
特にシナジーはありませんが、4マナ速攻破壊不能5/4は文句なしに強力。
マナフラした際も余分な土地をダメージに変換することができます。
サイドボードには《削剥》を採用。
1枚でアーティファクト対策とアグロ対策を担う便利な呪文です。
当時のスタンダードでも大活躍していました。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/abrade.jpg)
速さと破壊力を兼ね備えた赤単ゴブリンですが、今後のヒストリックではスゥルタイ原野のゾンビ軍団や、赤単バーンの火力をかいくぐっていく必要があり、少し厳しい立ち位置になりそうです。
8位:ジャンドサクリファイス
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/Z8.jpg)
MTG Arena Zone Open最後のデッキはジャンドサクリファイス。
アモンケットリマスター後はもはや猫かまどエンジンの姿は全くなく、代わりに一気にコンボパーツを場に出せる《集合した中隊》が採用されています。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/394519_jp.png)
未確定とはいえ、1枚でカードアドバンテージとテンポアドバンテージを一気に稼ぐ優秀なスペル。
すぐに除去されてしまいがちな《忘れられた神々の僧侶》を相手のターンエンドに出せるチャンスがあるのはこれまでのジャンドサクリファイスにはない動きですね。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/cardimage-7-3.png)
Hooglandia Openのメタゲーム
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/aa9aa336f4612d85af9158ae4246cba3.png)
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/42d16c03197fd17172873c70ca48f7a9.png)
続いてはHooglandia Open。
海外の人気配信者、Jeff Hoogland主催のイベントになります。
こちらのイベントでもデッキはばらけていますが、トップメタはスゥルタイ原野。
MTG Arena Zone Openでも数が多かった赤単バーンや、ジャンドサクリファイスがそれに続きます。
また、MTG Arena Zone Openで見なかったアーキタイプとしてはラクドスアグロが4番手に着けており、TOP8にも2名を輩出しています。
TOP8デッキ
大会結果は以下の通り。
順位 | デッキ |
優勝 | スゥルタイ原野 |
2位 | ラクドスアグロ |
3位 | ジャンドサクリファイス |
4位 | ラクドスアルカニスト |
5位 | ラクドスアグロ |
6位 | 青単テンポ |
7位 | 赤単バーン |
8位 | バント原野 |
Hooglandia OpenではMTG Arena Zone Openと同じくスゥルタイ原野が優勝を飾っています。
他にはラクドスアグロが2つ、ラクドスアルカニスとジャンドサクリファイスが1つずつ入賞。
さらに赤単バーンも入賞しており、赤いデッキが多く結果を残しています。
優勝:スゥルタイ原野
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/HG1.jpg)
こちらなんとMTG Arena Zone Openと75枚完全に同じリストになります。
メタゲームの違う別のイベントでそれぞれ優勝を飾ったスゥルタイ原野。
デッキの強さは本物のようです。
2位:ラクドスアグロ
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/HG2.jpg)
続いてはラクドスアグロ。
アモンケットリマスターからは安定の《思考囲い》と、新たなアタッカーの《地揺すりのケンラ》を採用。
アモンケットのキーワード能力「永遠」はテーロス還魂記の「脱出」とは違い、能力のなのでほぼカウンターされないことにご注意。
3位:ジャンドサクリファイス
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/HG3.jpg)
3位は《集合した中隊》を採用した新型ジャンドサクリファイス。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/394519_jp.png)
しかしこのリストではMTG Arena Zone Openとは違い、猫かまどエンジン搭載。
代わりにマナクリーチャーが少なめで、《初子さらい》がサイドに落とされています。
今のサクリファイスデッキは基本的にメインから《ボーラスの城塞》でのフィニッシュルートを搭載していますが、数を増やしつつある赤単バーンはライフをゴリゴリ削ってくるため、今後対策が必要になりそうです。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/06/cardimage-5-1.png)
4位:ラクドスアルカニスト
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4位は先ほど出てきたラクドスアルカニスト。
構成はMTG Arena Zone Openのものと似ていますが、採用している呪文に若干の違いがあり、このデッキでは墓地対策に《塵へのしがみつき》、除去呪文に《無垢の血》を採用しています。
《無垢の血》はこちらに《若き紅蓮術士》が場に出ていると、こちらはトークンを生贄にするだけでよいため、たった1マナで不平等な交換を強いることができます。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/young_pyromancer.jpg)
5位:ラクドスアグロ
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/HG5.jpg)
5位はアモンケット感あふれるラクドスアグロ。
まず軽量アタッカーには2匹のケンラ。
どちらも墓地からよみがえってくる能力を持ち、場のクロック維持に貢献します。
そして4マナには我らがハゾレト様。
手札が1枚以下でないと攻撃に参加できませんが、《悪魔の抱擁》が条件の達成を手伝ってくれます。
《悪魔の抱擁》を付ければあら不思議。
手札を2枚減らしつつ、8/5飛行速攻のモンスターが誕生します。
6位:青単テンポ
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/HG6.jpg)
6位は青単テンポ。
アモンケットリマスターからは2種類の優秀なサイクリングカードが供給されました。
《検閲》は序盤はいやらしいカウンターとして十分有効で、賞味期限が切れる中盤以降は1マナでルーティングすることができます。
初手のキープ基準もゆるくしてくれそうですね。
《ヒエログリフの輝き》も同じく1マナでサイクリングできますが、こちらは逆にマナが余ってくる中盤以降は呪文として唱えてアドバンテージを稼いでくれます。
1マナサイクリングにより総じて初手のキープ基準が若干下げられ、マナスクも防ぎやすかったことで強化された印象です。
あとは軽量クリーチャーの処理を得意とする、火力を大量に詰め込んだ赤単バーンとのマッチングをどう乗り越えるかが課題でしょうか。
7位:赤単バーン
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/HG7.jpg)
7位は赤単バーン。大量に積まれた火力呪文で相手の顔面を焼き尽くす高速デッキです。
MTG Arena Zoneではデッキ数こそ多かったものの、TOP8への輩出はかないませんでしたが、本イベントでは結果を出しました。
アモンケットリマスターでは《損魂魔導士》を手に入れたことでデッキ内のウィザードカウントが増え、《魔術師の稲妻》をより自然に使えるようになりました。
3種12枚の3点火力呪文以外にも《ショック》なども積まれており、場の状況に関係なく本体にダメージを叩き込んできます。
2つのイベントで優勝を飾ったスゥルタイ原野のゾンビトークン戦術に関係なくダメージを与えることができ、そもそもデッキ自体の速度が非常に速いこともあり、今まで存在していた赤単アグロはバーン型に移行しそうですね。
8位:バント原野
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8位はバントカラーの原野デッキ。
バントカラーでは《思考囲い》は採用できませんが、全体除去の原点にして頂点、《神の怒り》を使用できるのがバントカラーのメリットです。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/wrath_of_god.jpg)
そして《神の怒り》と同じくアモンケットリマスターで再録された、コントロール好き待望の大量ドロー呪文《スフィンクスの啓示》が使用できるカラーでもあります。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/sphinxs_revelation.jpg)
ライフを致死圏内から脱出させつつ、逆転の目となるカードを大量に手札に呼び込めるため、コントロール戦術を強力にサポートします。
個人的にも大好きなカードの1つです。
当時のスタンダードでは大変お世話になりました。
死にそうになってからの《スフィンクスの啓示》で2枚目の《スフィンクスの啓示》を引っ張ってくると、あっという間に手札を満タンにしつつライフが原点近くまで回復するので、2回目の啓示で絶望して投了していくアグロを見るのが好きでした。(陰キャ)
はまチャレのメタゲーム
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/47cda6fe2776fa8cf685a0659fb49cd4.png)
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/bb0044bc2825cf2242442b6f8f1859de.png)
最後の3つ目のイベントははまチャレ。
こちらは国内の大会で、カードショップ「はま屋」主催のイベントになります。
本イベントでは赤単バーンが圧倒的トップメタ。
2位、3位にはジャンドサクリファイス、スゥルタイ原野が続きます。
TOP8デッキ
大会結果は以下の通り。
順位 | デッキ |
優勝 | 赤単バーン |
2位 | 赤単バーン |
3位 | スゥルタイ原野 |
4位 | 白単オーラ |
5位 | ケシスコンボ |
6位 | 4色原野 |
7位 | バントコントロール |
8位 | 赤単バーン |
数が多かったのもあり、赤単バーンが3人入賞。
決勝戦も赤単バーン同士のミラーマッチとなりました。
そしてここでも顔を見せるスゥルタイ原野。
他のイベントとはことなり、ジャンドサクリファイスやラクドスアルカニストなどの赤黒系デッキは今大会では振るわなかったようです。
優勝:赤単バーン
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/H1.jpg)
こちらは優勝者の赤単バーン。
先ほどのリストよりも、より火力でのダメージを重視しており、《熱錬金術師》が採用されています。
火力呪文を唱えるとアンタップするため、本体に打ちこむ火力呪文のダメージが実質的に全て+1されます。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/thermo-alchemist.jpg)
そしてナメてはいけないのが《渋面の溶岩使い》。
1マナのクリーチャーではありますが、使い終わった墓地のカードを使って、手札を減らさずに《ショック》を打つことができます。
ギリギリ残った僅かなライフをサクっと削り取ってくれます。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/00129.png)
2位:赤単バーン
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/H2.jpg)
準優勝のリストには手札を使いきったあとのアタッカーとして《熱烈の神、ハゾレト》を採用。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/hazoret_the_fervent.jpg)
土地を見ると、赤単バーンの標準装備である《ラムナプの遺跡》に加え、《陽焼けした砂漠》までも採用しています。
《陽焼けした砂漠》は色こそ出ませんが場に出した時点でダメージが入り、「砂漠」タイプを持っているため《ラムナプの遺跡》の能力で生贄として使うこともできます。
3位:スゥルタイ原野
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/H3.jpg)
こちら、なんと上の2つのイベントの優勝デッキとこれまた75枚同じデッキ。
優勝こそしていませんが、同じデッキで3つの大会で2つは優勝1つはベスト4となると、マークしないわけにいきませんね。
4位:白単オーラ
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/H4.jpg)
こちらは白単オーラ。
オーラデッキでは主流のアゾリウスカラーではなく、白単色で組まれています。
アモンケットリマスターからは新たな1マナオーラとして白のカルトーシュを採用。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/cartouche_of_solidarity.jpg)
エンチャントしたクリーチャーを強化に加え、警戒付きの1/1クリーチャートークンのおまけつき。
全体的にアゾリウスオーラよりも若干軽く、単色のために色事故やタップイン処理事故のリスクが軽減されています。
5位:ケシスコンボ
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/H5.jpg)
5位はケシスコンボ。
複雑なデッキなので、以前紹介したときと同じく、友達を召喚しましょう。
※ひとまずここで紹介するのは、過去のスタンダードでのケシスコンボの動きです。
ケシスコンボを図解してみました! pic.twitter.com/lMdKaQT9B8
— MTG Coon (@CoonMtg) September 1, 2019
アモンケットリマスターからは特に新カードはないようです。
ただし、自身のコンボのために採用している《夢を引き裂く者、アショク》が、デッキから土地をサーチしてくる原野系デッキに対して一定の対策になるかもしれません。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/ashiok_dream_render.jpg)
また、こちらの墓地を肥やす際に相手の墓地を追放するため、同じく原野デッキの《自然の怒りのタイタン、ウーロ》や、ラクドスアルカニストなど墓地を使ったデッキに対しても刺さるため、今後のメタゲームにおけるケシスコンボの立ち位置は非常に気になりますね。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/jp0229.png)
6位:4色原野
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/H6.jpg)
6位は5色原野。
スゥルタイに赤をタッチすることで火力呪文を採用するとともに、アドバンテージとマナ加速を兼ねる《僻境への脱出》が使えるようになっています。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/JP0189.png)
そして致命的な呪文を打ち消したり、逆にこちらの呪文を通すためか、《否定の契約》も採用されています。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/pact_of_negation.jpg)
フルタップの状態からでもカウンターが撃てるのは意表をつけますね。
7位:バントコントロール
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/H7.jpg)
7位はバントカラーのコントロール。
《死者の原野》や《副陽の接近》など複数の勝ち手段も入っているのが特徴ですね。
どちらも、「ゲームが長引けばいずれ勝つ」という点では共通しています。
8位:赤単バーン
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/H8.jpg)
最後は赤単バーン。
こちらのデッキではメインから《実験の狂乱》が入っていて、手札が枯れがちな中盤以降でも、デッキトップから火力連打でフィニッシュできるようになっています。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/experimental_frenzy.jpg)
まとめ
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/TOP-1.png)
それではまとめに入りましょう。
先週末はスゥルタイ原野が圧倒的な結果を出している一方、国内では赤単バーンが頭角を現していました。
さらにジャンド、ラクドス系の墓地を使う赤黒カラーのデッキや、前環境から存在するオーラデッキ、ケシスコンボなどもまだまだ残っているという印象でした。
そしてこちらは3イベント合計のデッキまとめ。
![](https://www.calm-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/da19c5cec8fc9ff87614976c2a8cf4f5.png)
数の上では赤単バーンが優勢ですが、新環境間もないということでまだまだ各プレイヤーが色んなデッキを試している段階に思えます。
今後はこの3つのイベントの結果をもとに多少収束してくると思います。
今週末(日本時間だと月曜のAM2時)には、またMTG Arena Zone Openがあるので、その結果も気になりますね。
ということでちょっと駆け足でしたが先週末のヒストリックイベントのまとめでした。
今後のメタゲームにも引き続き注視していきたいと思います。
では!!
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