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SCG カルドハイム チャンピオンシップ予選(12/14)のTOP8デッキとメタゲーム

おっすおっす。

かーむです。

 

最近はちょっと忙しく、久しぶりの更新になってしまいました。

 

MTGアリーナはスタンダードは少し落ち着いて、ヒストリックが盛り上がっていますね。

今回は前回の記事に引き続き、SCG カルドハイムチャンピオンシップ予選の結果をまとめてみました。

 

SCG カルドハイム チャンピオンシップ予選のTOP8デッキとメタゲーム おっすおっす。 かーむです。 11月23日(日)のAM0時から、SCG主催でK Kaldheim Cha...

 

 

ソース:$5K Kaldheim Championship Qualifierイベントページ

カルドハイム チャンピオンシップ予選のメタゲーム

前回の予選に引き続き、最多は純正スゥルタイ

勝率も61%強とダントツでした。

 

2位も前回と同じくゴブリンですが、3番手は4色ミッドレンジ。

スゥルタイと4色ミッドレンジを合わせると実に33.8%を占める大勢力となっていました。(前回は28.2%)

 

 

TOP8デッキ

大会結果は以下の通り。

順位 デッキ
優勝 スゥルタイミッドレンジ
2位 オルゾフオーラ
3位 スゥルタイミッドレンジ
4位 ラクドスアルカニスト
5位 4Cミッドレンジ
6位 スゥルタイパラドックス
7位 ジェスカイコントロール
8位 スゥルタイミッドレンジ

今回の優勝はスゥルタイミッドレンジ

同アーキタイプはスゥルタイミッドレンジが3つ、4Cミッドレンジが1つが入賞しており数、質ともに今回の大会の勝ち組でした。

 

かーむ
かーむ
やはりスゥルタイが板なのか…

 

準優勝はオルゾフオーラ

その他は新デッキのスゥルタイパラドックスや、忘れたころに結果を出すラクドスアルカニスト

珍しいところではジェスカイコントロールも入賞しています。

 

《思考囲い》を4枚積んだデッキが6つ入賞しており、TOP8に24枚の《思考囲い》が使われていることが印象的ですね。

 

 

テフェ夫
テフェ夫
流石はレガシーでも使われる最強のハンデス

 

優勝:スゥルタイミッドレンジ

こちらが今回の優勝デッキ。スゥルタイと言えば《鎮まらぬ大地、ヤシャーン》をタッチした4色がどちらかというと主流でしたが、サクリファイス系デッキの減少からか純正がまた主流になりつつある印象です。

 

 

3色に戻したことでマナベースも安定し、《ボジューカの沼》も採用できるようになっています。

 

 

ミラーマッチの《自然の怒りのタイタン、ウーロ》、サクリファイス系デッキの《大釜の使い魔》《悲哀の徘徊者》など、墓地から追放したいクリーチャーが多いヒストリック環境では輝くシーンの多い土地です。

最近登場したスゥルタイパラドックスに刺さることもありますね。

《成長のらせん》からインスタントタイミングで場に出す小技もたまーに使いますね。

 

 

サイドには、過去にスタンダードでスゥルタイが現役だった時に見かけたカードたちが。

《取り除き》《霊気の疾風》が効かない《破滅を囁くもの》や、アゾリウスコントロール戦で輝く《思考のひずみ》はミラーでサイドインする人もいますね。

 

 

引用:MTG Meleeより

 

《インポートリスト》

デッキ
4 思考囲い (AKR) 127
4 成長のらせん (RNA) 178
1 沼 (ANA) 27
2 森 (ANA) 33
4 自然の怒りのタイタン、ウーロ (THB) 229
4 世界を揺るがす者、ニッサ (WAR) 169
2 霊気の疾風 (M20) 42
2 島 (ANA) 24
2 絶滅の契機 (IKO) 88
4 ゼイゴスのトライオーム (IKO) 259
1 湿った墓 (GRN) 259
4 寓話の小道 (M21) 246
4 繁殖池 (RNA) 246
4 草むした墓 (GRN) 253
3 水没した地下墓地 (XLN) 253
2 ロークスワイン城 (ELD) 241
2 ハイドロイド混成体 (RNA) 183
2 大渦の脈動 (ARB) 92
1 物語の終わり (M20) 77
2 覆いを割く者、ナーセット (WAR) 61
2 致命的な一押し (KLR) 84
2 取り除き (M21) 97
1 ボジューカの沼 (WWK) 132
1 サメ台風 (IKO) 67

サイドボード
2 否認 (ZNR) 71
1 覆いを割く者、ナーセット (WAR) 61
2 肉儀場の叫び (RNA) 70
1 霊気の疾風 (M20) 42
3 サメ台風 (IKO) 67
2 漁る軟泥 (M21) 204
1 魔女の復讐 (ELD) 111
1 思考のひずみ (M20) 117
1 軽蔑的な一撃 (GRN) 37
1 破滅を囁くもの (GRN) 69

 

2位:オルゾフオーラ

準優勝はオルゾフオーラ。

黒を採用しているため、1マナ域には《命の恵みのアルセイド》の代わりに《憎しみの幻霊》になっています。

オーラがついたクリーチャーが死亡してしまっても手札を回復できるのは魅力ですね。

 

 

 

黒いカードとしては《モーギスの好意》も採用され、脱出持ちオーラは2枚看板になっています。

《スカークの炭鉱者》などのタフ1に対しては除去としても使え、その場合でも《憎しみの幻霊》が出ていれば1枚カードを引くことができます。

 

 

そして黒と言えば何と言っても《思考囲い》。

オーラという猪突猛進なデッキでありながら、相手の手札に干渉できる点はアゾリウスにはない利点ですね。

 

 

引用:MTG Meleeより

 

《インポートリスト》

相棒
1 夢の巣のルールス (IKO) 226

デッキ
4 コーの精霊の踊り手 (JMP) 116
1 沼 (ANA) 27
3 憎しみの幻霊 (THB) 101
4 神無き祭殿 (RNA) 248
2 セジーリの防護 (ZNR) 37
4 無私の救助犬 (M21) 36
4 きらきらするすべて (ELD) 2
4 ケイヤ式幽体化 (WAR) 94
1 天使の贈り物 (M20) 5
4 歩哨の目 (THB) 36
2 モーギスの好意 (THB) 107
4 結束のカルトーシュ (AKR) 8
3 孤立した礼拝堂 (DAR) 241
4 陽光昇りの小道 (ZNR) 259
4 秘密の中庭 (KLR) 282
4 上級建設官、スラム (KLR) 32
4 平地 (ANA) 23
4 思考囲い (AKR) 127

サイドボード
4 死の重み (IKO) 83
1 夢の巣のルールス (IKO) 226
2 神々の思し召し (M20) 19
4 ぬかるみの捕縛 (THB) 106
1 強迫 (M21) 96
2 断片化 (KLR) 18
1 憎しみの幻霊 (THB) 101

 

3位:スゥルタイミッドレンジ

3位のスゥルタイミッドレンジはメインは優勝リストとほぼ同じ。

《ハイドロイド混成体》《物語の終わり》が1枚ずつ多く、ラスの枠が《絶滅の契機》《肉儀場の叫び》に散っています。

 

サイドボードには《本質の散乱》《魔女の復讐》が2枚ずつ。

メインサイド含めて、優勝のリストよりもゴブリンへのガードが若干高めに感じます。

 

 

引用:MTG Meleeより

 

《インポートリスト》

デッキ
4 思考囲い (AKR) 127
4 成長のらせん (RNA) 178
1 沼 (ANA) 27
2 森 (ANA) 33
4 自然の怒りのタイタン、ウーロ (THB) 229
4 世界を揺るがす者、ニッサ (WAR) 169
1 軽蔑的な一撃 (GRN) 37
2 島 (ANA) 24
1 絶滅の契機 (IKO) 88
4 ゼイゴスのトライオーム (IKO) 259
4 寓話の小道 (M21) 246
4 繁殖池 (RNA) 246
4 草むした墓 (GRN) 253
3 水没した地下墓地 (XLN) 253
2 異臭の池 (AKR) 293
2 ロークスワイン城 (ELD) 241
3 ハイドロイド混成体 (RNA) 183
2 大渦の脈動 (ARB) 92
1 肉儀場の叫び (RNA) 70
2 致命的な一押し (KLR) 84
2 サメ台風 (IKO) 67
2 取り除き (M21) 97
2 物語の終わり (M20) 77

サイドボード
2 否認 (ZNR) 71
3 覆いを割く者、ナーセット (WAR) 61
1 肉儀場の叫び (RNA) 70
2 サメ台風 (IKO) 67
2 本質の散乱 (AKR) 60
1 漁る軟泥 (M21) 204
2 魔女の復讐 (ELD) 111
1 強迫 (M21) 96
1 思考のひずみ (M20) 117

 

4位:ラクドスアルカニスト

4位は久々に見かけたラクドスアルカニスト。

カラデシュリマスターからは《ボーマッドの急使》を採用。

チビチビ殴りつつ潜在的なアドバンテージを貯め込むことができます。

 

 

除去には《世界を揺るがす者、ニッサ》を始めとしたプレインズウォーカーを処理できる《灯の収穫》が採用されているほか、もはや標準装備感がある《墓掘りの檻》に触れる《魔性》も1枚挿しされています。

 

 

 

引用:MTG Meleeより

 

《インポートリスト》

相棒
1 夢の巣のルールス (IKO) 226

デッキ
4 死の飢えのタイタン、クロクサ (THB) 221
3 山 (ANA) 32
6 沼 (ANA) 27
1 ロークスワイン城 (ELD) 241
2 初子さらい (ELD) 118
4 縫い師への供給者 (M19) 121
4 思考囲い (AKR) 127
4 戦慄衆の秘儀術師 (WAR) 125
4 村の儀式 (M21) 126
4 立身 /// 出世 (AKR) 229
2 灯の収穫 (WAR) 105
2 寓話の小道 (M21) 246
4 血の墓所 (RNA) 245
4 竜髑髏の山頂 (XLN) 252
3 若き紅蓮術士 (JMP) 372
2 アガディームの覚醒 (ZNR) 90
1 血の長の渇き (ZNR) 94
3 ボーマットの急使 (KLR) 225
1 魔性 (RNA) 157
1 致命的な一押し (KLR) 84
1 棘平原の危険 (ZNR) 166

サイドボード
1 夢の巣のルールス (IKO) 226
1 致命的な一押し (KLR) 84
2 強迫 (M21) 96
1 魂標ランタン (THB) 237
2 魔女の復讐 (ELD) 111
1 魔性 (RNA) 157
3 削剥 (AKR) 136
1 アングラスの暴力 (WAR) 185
2 害悪な掌握 (M20) 110
1 初子さらい (ELD) 118

 

5位:4Cミッドレンジ

5位はスゥルタイに白を足した4色ミッドレンジ。

白はサクリファイス系デッキに強い《鎮まらぬ大地、ヤシャーン》や、《ネスロイの神話》に使います。

《ネスロイの神話》の枠は純正だと《大渦の脈動》になっていますが、インスタントで使いやすい反面、《大渦の脈動》のように同名カードを破壊できないなど、似たようなカードですが特徴が微妙に違っています。

 

 

メインのプレインズウォーカーには《覆いを割く者、ナーセット》ではなく《伝承の収集者、タミヨウ》を採用。

《思考囲い》などのハンデスを弾き、アドバンテージを稼ぎつつ《自然の怒りのタイタン、ウーロ》のための墓地を肥やしてくれます。

 

 

サイドには《トカートリの儀仗兵》

《上流階級のゴブリン、マクサス》《ゴブリンの女看守》などを封じつつ、手札から唱えた《自然の怒りのタイタン、ウーロ》がそのまま場に留まるプチコンボにもなります。

 

 

引用:MTG Meleeより

 

《インポートリスト》

デッキ
4 ゼイゴスのトライオーム (IKO) 259
2 霊気の疾風 (M20) 42
1 鎮まらぬ大地、ヤシャーン (ZNR) 240
2 湿った墓 (GRN) 259
4 自然の怒りのタイタン、ウーロ (THB) 229
4 思考囲い (AKR) 127
2 物語の終わり (M20) 77
1 沼 (ANA) 27
1 陽花弁の木立ち (XLN) 257
1 平地 (ANA) 23
4 世界を揺るがす者、ニッサ (WAR) 169
2 ネスロイの神話 (IKO) 97
1 氷河の城砦 (XLN) 255
4 繁殖池 (RNA) 246
2 水没した地下墓地 (XLN) 253
3 取り除き (M21) 97
2 絶滅の契機 (IKO) 88
2 森 (ANA) 33
4 寓話の小道 (M21) 246
4 成長のらせん (RNA) 178
3 ハイドロイド混成体 (RNA) 183
4 インダサのトライオーム (IKO) 248
2 島 (ANA) 24
1 伝承の収集者、タミヨウ (WAR) 220

サイドボード
3 サメ台風 (IKO) 67
3 覆いを割く者、ナーセット (WAR) 61
2 トカートリの儀仗兵 (XLN) 42
2 否認 (ZNR) 71
2 鎮まらぬ大地、ヤシャーン (ZNR) 240
1 霊気の疾風 (M20) 42
1 魔女の復讐 (ELD) 111
1 絶滅の契機 (IKO) 88

 

6位:スゥルタイパラドックス

6位はカラデシュリマスターの実装後からちょこちょこと最近見かけるようになったスゥルタイパラドックス。

 

 

《湖に潜む者、エムリー》《パラドックス装置》を使った無限マナ&無限ドローのコンボを搭載した新デッキです。

 

能力が起動できる《湖に潜む者、エムリー》が場にいる状態で《パラドックス装置》が着地すると、何か呪文を唱えるたびにマナファクトや《ラノワールのエルフ》がアンタップしていき、これを繰り返せる限りドンドコマナが増えていきます。

一緒に《湖に潜む者、エムリー》もアンタップされるため、墓地にあるアーティファクトも同じくドンドコ手札に戻り、生み出したマナでそれらのアーティファクトを出していくことでさらにマナが増えていきます。

サクった時に1ドローできる《彩色の宝球》や、1マナタップと生贄で1ドローできる《精神石》を使い回せば無限ドローも発生。

 

 

そのあとは《大いなる創造者、カーン》から《霊気貯蔵器》《祖先の像》を引っ張ってきて、《祖先の像》を唱えて自身をバウンスしたら《霊気貯蔵器》でフィニッシュ。

 

 

 

《眷者の神童、キナン》はマナファクトや《ラノワールのエルフ》から生み出すマナを倍化させてコンボ達成を円滑にするほか、隠された7マナの能力で《湖に潜む者、エムリー》《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を場に出して手札や墓地といったリソースを提供する役割もあります。

 

ちなみにこちらのデッキ、下記のような動きで最速で3ターンキルが可能です。

 

・1T《ラノワールのエルフ》
・2T《眷者の神童、キナン》から《モックス・アンバー》
 さらに《湖に潜む者、エムリー》を展開。
・3T《パラドックスエンジン》と何かのマナファクトからコンボ開始。
《眷者の神童、キナン》がいるためラノエとマナファクトから出るマナが倍

 

かなり複雑怪奇な動きをするこちらのデッキですが、本イベントでは今回優勝したスゥルタイミッドレンジに負けたものの4戦3勝。途中ゴブリンやジャンドサクリファイスにも勝っています。

今後どこまで流行るかは不明ですが、一定の力は証明されていてこの手のデッキは愛好家が多数いるということから、メタの一角として存在は意識しておいた方が良さそうです。

 

引用:MTG Meleeより

 

《インポートリスト》

相棒
1 湧き出る源、ジェガンサ (IKO) 222

デッキ
1 霊気の疾風 (M20) 42
4 花盛りの湿地 (KLR) 280
4 植物の聖域 (KLR) 281
4 繁殖池 (RNA) 246
4 彩色の宝球 (JMP) 462
4 清水の小道 (ZNR) 260
4 湖に潜む者、エムリー (ELD) 43
1 耕作者の荷馬車 (KLR) 230
4 眷者の神童、キナン (IKO) 192
4 ラノワールのエルフ (DAR) 168
4 精神石 (WTH) 153
4 モックス・アンバー (DAR) 224
3 パラドックス装置 (KLR) 259
3 伝承の収集者、タミヨウ (WAR) 220
3 自然の怒りのタイタン、ウーロ (THB) 229
2 湿った墓 (GRN) 259
4 大いなる創造者、カーン (WAR) 1
1 大渦の脈動 (ARB) 92
3 森 (ANA) 33

サイドボード
1 霊気の疾風 (M20) 42
1 上天の呪文爆弾 (JMP) 456
1 霊気貯蔵器 (KLR) 217
1 パラドックス装置 (KLR) 259
1 否認 (ZNR) 71
1 領事の旗艦、スカイソブリン (KLR) 272
1 隕石ゴーレム (M20) 232
1 金粉の水蓮 (DAR) 215
1 神秘の論争 (ELD) 58
1 祖先の像 (JMP) 458
1 トーモッドの墓所 (M21) 241
1 湧き出る源、ジェガンサ (IKO) 222
1 スカラベの神 (AKR) 259
1 魔術遠眼鏡 (ELD) 233
1 大渦の脈動 (ARB) 92

 

7位:ジェスカイコントロール

7位はジェスカイコントロール。

 

赤のカードとしては全体追放除去の《神々の憤怒》や、相手によって不要牌になったカードをルーティングできる《ヴァラクートの覚醒》などを採用。

《覆いを割く者、ナーセット》などが採用され、アゾリウスコントロールにはない動きが足されています。

 

 

サイドボードにはサクリファイス系デッキ、ゴブリンなどに有効な軽量除去の《マグマのしぶき》のほか、《領事の権限》や大量置物破壊の《ヘリオッドの介入》などが採用されています。

 

 

赤の除去カードを使ったキビキビとした動きが持ち味のようですが、ラクドスサクリファイス、ジャンドサクリファイスには両方ともしっかり2-0で完勝しています。

 

引用:MTG Meleeより

 

《インポートリスト》

デッキ
1 平地 (ANA) 23
1 ヴァントレス城 (ELD) 242
3 氷河の城砦 (XLN) 255
4 神聖なる泉 (RNA) 251
4 蒸気孔 (GRN) 257
3 硫黄の滝 (DAR) 247
2 針縁の小道 (ZNR) 263
4 ラウグリンのトライオーム (IKO) 251
3 ヴァラクートの覚醒 (ZNR) 174
1 神の怒り (AKR) 46
1 焦熱の竜火 (M21) 158
1 アズカンタの探索 (XLN) 74
2 ドビンの拒否権 (WAR) 193
2 裁きの一撃 (GRN) 182
2 覆いを割く者、ナーセット (WAR) 61
1 暗記 /// 記憶 (AKR) 54
1 ドミナリアの英雄、テフェリー (DAR) GR6
3 ドミナリアの英雄、テフェリー (DAR) 207
2 断崖の避難所 (DAR) 239
3 神々の憤怒 (AKR) 138
3 サメ台風 (IKO) 67
2 吸収 (RNA) 151
2 墓掘りの檻 (M20) 227
1 浄化の輝き (M19) 9
1 古き道のナーセット (IKO) 195
2 排斥 (AKR) 9
1 アーデンベイル城 (ELD) 238
2 霊気の疾風 (M20) 42
1 削剥 (AKR) 136
1 不許可 (KLR) 46

サイドボード
1 残骸の漂着 (XLN) 34
2 安らかなる眠り (AKR) 33
1 ドビンの拒否権 (WAR) 193
2 旋風のごとき否定 (THB) 81
1 ヘリオッドの介入 (THB) 19
2 軽蔑的な一撃 (GRN) 37
2 領事の権限 (KLR) 9
2 マグマのしぶき (AKR) 164
1 覆いを割く者、ナーセット (WAR) 61
1 サメ台風 (IKO) 67

 

8位:スゥルタイミッドレンジ

オオトリはスゥルタイミッドレンジ。

こちらはメインに《戦争の犠牲》を2枚採用。

 

 

《世界を揺るがす者、ニッサ》、クリーチャー化した土地、その他の土地の3枚」を1枚でぶっ飛ばす大量破壊ソーサリーですが、サイドにはさらに追加の1枚が控えています。

 

ミラーマッチを想定しての採用かと思いますが、本イベントでは6戦5勝1敗と遺憾なくその本領を発揮した形跡があります。

今回はデッキ公開制のイベントでしたが、今週末に行われるウィークエンド予選やラダーのようなデッキリスト非公開での戦いでビックリドッキリカードとして使うのも面白そうですね。

 

引用:MTG Meleeより

 

《インポートリスト》

デッキ
4 思考囲い (AKR) 127
4 成長のらせん (RNA) 178
1 沼 (ANA) 27
2 森 (ANA) 33
4 自然の怒りのタイタン、ウーロ (THB) 229
4 世界を揺るがす者、ニッサ (WAR) 169
2 霊気の疾風 (M20) 42
2 島 (ANA) 24
2 絶滅の契機 (IKO) 88
4 ゼイゴスのトライオーム (IKO) 259
1 湿った墓 (GRN) 259
4 寓話の小道 (M21) 246
4 繁殖池 (RNA) 246
4 草むした墓 (GRN) 253
2 水没した地下墓地 (XLN) 253
2 異臭の池 (AKR) 293
2 ロークスワイン城 (ELD) 241
3 ハイドロイド混成体 (RNA) 183
2 大渦の脈動 (ARB) 92
2 戦争の犠牲 (WAR) 187
2 覆いを割く者、ナーセット (WAR) 61
2 致命的な一押し (KLR) 84
1 サメ台風 (IKO) 67

サイドボード
2 否認 (ZNR) 71
1 破滅を囁くもの (GRN) 69
2 肉儀場の叫び (RNA) 70
2 霊気の疾風 (M20) 42
3 サメ台風 (IKO) 67
1 暗殺者の戦利品 (GRN) 152
2 魔女の復讐 (ELD) 111
1 戦争の犠牲 (WAR) 187
1 物語の終わり (M20) 77

 

 

オマケ:スゥルタイミッドレンジの進化について

今回はスゥルタイミッドレンジ祭りだったということで、今後のヒストリックではスゥルタイミッドレンジが第一の仮想敵になるかと思います。

というわけで、オマケとして過去のスタンダードでのスゥルタイミッドレンジの進化をおさらいしておきたいと思います。

 

まず、本来スゥルタイミッドレンジではパワーカードである《ハイドロイド混成体》がフル投入されていました。
ちなみに前回のカルドハイムチャンピオンシップ予選で優勝した4色ミッドレンジでも3枚採用されています。

 

スゥルタイミラーが増えた結果、《ハイドロイド混成体》のドローを抑え込むために《覆いを割く者、ナーセット》が登場しました。
《自然の怒りのタイタン、ウーロ》のドローも封じられるため、大きく相手の動きとリソース獲得を妨害でき、ミラーマッチでは《覆いを割く者、ナーセット》を維持している方が圧倒的に有利です

 

そしてさらに《覆いを割く者、ナーセット》への回答として登場したのがみんな大好き《サメ台風》です。
トークンは打消されずにインスタントタイミングで出てくるため、除去や相手もトークンを出してくるなどの妨害がなければ《覆いを割く者、ナーセット》を殴り落とすことができます。
優勝リストではミラーマッチを想定してか、メインから1枚《サメ台風》が挿されていましたね。

ここまでの話を簡単な図にするとこんな感じです。

《覆いを割く者、ナーセット》の存在を前提として、黒の除去枠にも変化がありました。

当時のスタンダードでは《無情な行動》よりも《覆いを割く者、ナーセット》を落とせる《取り除き》が優先されるようになっていきました。
ヒストリックでは優秀な除去である《致命的な一押し》があるため《無情な行動》はそもそも採用されず、4枚が標準だった《致命的な一押し》が2枚に減らされ、そこを《取り除き》の枠に割くような構成が今回は多かったように思います。

 

 

そして最終的には《無情な行動》でしか倒せない《破滅を囁くもの》がフィニッシャーとして有効であることが判明し、メインサイドに少量採用されるところで環境が終わった記憶があります。

 

しかしヒストリックでは《無情な行動》が採用されていないことが多く、サイド後に《破滅を囁くもの》に触れるのは万能除去の《大渦の脈動》くらいで、あとは巨大な《ハイドロイド混成体》かサメトークンで受け止めるしかありません。

 

 

 

それ以外のところでは《覆いを割く者、ナーセット》に阻害されずにドローを進められる《精神迷わせの秘本》や、サメ台風ゲーを制するための《厚かましい借り手》といったカードが当時のスタンダードでは見かけられましたが、ヒストリックで次のステップへ進むのかは不明です。

もしかしたらウーロくんあたりが年を越せないかもという声もTLでは見かけます。

 

 

 

今後メタゲームが動いてスゥルタイミッドレンジが王座から引きずり降ろされるのか、それともそのまま居座るか。はたまた禁止というメスが入ってくるのか…

今週末はウィークエンド予選、下旬には日本選手権(冬)がそれぞれヒストリックで行われるので、まだまだヒストリック環境のメタゲームには目が離せませんね。

 

なかなか僕もこの環境勝てていませんが、できる範囲で研究を続けていきたいと思います。

では!

 

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