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【MTGアリーナ】2020プレイヤーズツアー・オンライン#1のTOP8【デッキ】

 

おっすおっす。

かーむです。

 

先日、禁止改定後初のMTGアリーナのオンラインイベントRed Bull Untapped Online予選が行われたばかりですが、先週末もプレミアイベントである2020プレイヤーズツアー・オンラインが開催されました。

※プレミアイベント:プレイヤーズツアーやマジックフェストなどの公式主催の大会。

 

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2020プレイヤーズツアー・オンラインは6月13~14日と6月19~21日の2つの週末にそれぞれ2日ずつ開催される全4回の招待制イベントです。

 

世界各地から強豪プレイヤーが招待され、招待選手は4つのイベントの中から好きなものに参加することができます。

フォーマットは全てスタンダード。

1日目は9回戦のスイスラウンドを行い、マッチ・ポイント15点以上を獲得していたプレイヤーは2日目に進出し、さらに6回戦のスイスラウンドを戦った後、上位8名によるシングルエリミネーションを行います。

※スイスラウンド:毎ラウンド近い成績同士のプレイヤーで対戦を行う。

※シングルエリミネーション:勝ち抜き戦。

 

そして各プレイヤーズツアー・オンラインのTOP8に入賞した選手は、7月25日に行われるプレイヤーズツアー・オンライン2020に参加する権利を得ます。

 

今回はそんなプレイヤーズツアー・オンライン#1の結果をまとめてみました。

 

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メタゲームブレイクダウン

プレイヤーズツアー・オンライン#1の参加者は195名。

本大会のメタゲームは以下の通りでした。

ティムール荒野の再生が全体の40%以上を占めるブッチギリのトップメタとなりました。

次点はジャンドサクリファイス。

そこにバントランプ、スゥルタイランプ、アゾリウスコントロールと続き、全体的に非常に遅めのメタゲームとなっています。

 

2日目のメタゲームはこちら。

1日目と大きくは変わらず、ティムール荒野の再生、ジャンド、バントランプ、スゥルタイランプという順番です。

もともと数が多かったティムール荒野の再生が45%以上にも達し、やはりデッキの強さを感じます。

 

 

TOP8デッキ

大会結果は以下の通り。

順位 デッキ
優勝 ティムール荒野の再生
2位 ティムール荒野の再生
3位 ティムール荒野の再生
4位 バントランプ
5位 ティムール荒野の再生
6位 バントランプ
7位 ティムール荒野の再生(タッチ白)
8位 ティムール荒野の再生

 

TOP8のうち6つがティムール荒野の再生。

そしてすべての色に青緑が含まれており、《成長のらせん》の採用枚数は全デッキフル投入の32枚

 

 

完全にやっちゃってます。

 

 

そんなティムール荒野の再生の海に割り込む2つのバントランプですが、どちらも構成が大きく異なっており、バントランプというデッキの幅を感じます。

 

それでは個別のデッキリストを見ていきましょう。

優勝:ティムール荒野の再生

今回の優勝デッキはこちら。

現在のメタで腐りにくい《霊気の疾風》をメインから贅沢にフル投入。

代わりに軽量火力呪文は0枚。今回のメタにバッチリハマっていますね。

また、《否認》も2枚入っており、ミラーマッチのメインゲームを有利に戦える構成になっています。

 

 

サイドには定番の《夜群れの伏兵》に加え、《サメ台風》ゲーを制するための《厚かましい借り手》を2枚搭載。

 

 

実際のゲームの配信も見ていましたが、サメゲーでは《サメ台風》をいかに大きく出すかが重要ですが、どんなに大きなサメトークンもたった2マナで除去できるのは非常に大きいですね。

 

珍しいカードとしては《アショクの消去》を1枚採用しています。

重いカウンターではありますが、《終局の始まり》《変容するケラトプス》などの打ち消されない呪文にも対処でき、上手いこと《荒野の再生》などのコンボパーツを捉えればしばらく有利に立ち回ることができます。

 

 

2位:ティムール荒野の再生

2位のリストは《焦熱の竜火》を3枚積んだバランスのよい形。

確定カウンターとして《中和》を1枚挿しています。

 

 

 

今回入賞した5つの純正ティムール荒野の再生には全て《爆発域》が採用されています。

 

 

天敵の《時を解す者、テフェリー》をほぼ確実に処理でき、ジャンドサクリファイスにも効果的なため、ティムール荒野の再生の固定スロットに収まった感がありますね。

 

3位:ティムール荒野の再生

こちらのリストでは《選択》が1枚に抑えられています。

 

 

《選択》はキープ基準を緩め、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》のための墓地の肥やしにもなるカードですが、これ自体にカードパワーがあるわけではありません。

 

 

代わりに《厚かましい借り手》やカウンターなどを入れることで、デッキの中身を濃くするという構築のようです。

 

サイドには《萎れ》を2枚採用。

スゥルタイランプなどでもよく見かけるカードですが、《荒野の再生》に対して除去という形で対処することで打消し呪文を節約することができます。

 

 

ジャンドサクリファイスの置物たちにも対処でき、土地が詰まりそうな状況ではサイクリングで土地を探しに行ったりと、現環境では非常に使いどころの多いカードですね。

 

4位:バントランプ

4位はバントランプ。

トップメタのティムール荒野の再生とジャンドサクリファイスを見据えてか、こちらのデッキではメインから《萎れ》が2枚採用されています。

 

 

ティムール荒野の再生とのマッチアップで《サメ台風》から《時を解す者、テフェリー》を守るために《厚かましい借り手》がメインサイドで合計3枚採用されており、ティムール荒野の再生祭りだった本大会で入賞するのも納得のリストになっています。

 

 

土地に目を向けると何とタップインランドが10枚!

遅めのメタゲームだったとはいえ、かなり思い切った土地構成ですね。

マナフラ対策のためか、《ケトリアのトライオーム》まで採用されています。

 

 

5位:ティムール荒野の再生

こちらのデッキはメインデッキはオーソドックスな構成ですが、サイドボードには《夜群れの伏兵》が4積みされています。

 

 

《終局の始まり》も2枚と若干多めに積まれており、サイド後はクロックパーミッションプラン寄りの構成に見えますが、《夜群れの伏兵》自体が相当な脅威なため、相手も何らかの対処を迫られます。

 

 

ほぼ確実に相手を動かすごとができるので、かえって《発展+発破》プランも通しやすいという側面もありそうですね。

 

6位:バントランプ

こちらのデッキの使用者はhareruya hopes所属のhamuさんになります。

 

プレイヤーズツアー・オンライン後の配信で色々と解説してくれていました。

 

動画へのリンクはコチラ

 

通常のバントランプでは《神秘の論争》が採用されていますが、こちらのデッキでは不採用になっています。

 

 

《時を解す者、テフェリー》を後手でも打ち消したり、カウンター合戦で光るカードですが、バントランプにとって《時を解す者、テフェリー》はクリティカルではなく、普通に打つと3マナなため、構えながら動くには重いということで不採用にしたということでした。

 

 

ティムール荒野の再生では《荒野の再生》を通すために有効かつ、《荒野の再生》が通ればそのまま3マナでも構えながら動けますが、バントランプでは《神秘の論争》をティムール荒野の再生ほど強く使えないという判断だったようです。

 

 

また、hamuさんも《厚かましい借り手》の強さに触れていて、ティムール荒野の再生戦で《時を解す者、テフェリー》を守るほか、ジャンドサクリファイスの《ボーラスの城塞》に対してもバウンスすることでソーサリータイミングでの除去を撃つ猶予を作るなど、今のメタでは非常に重要なカードだということでした。

 

 

サイドボードの《夜群れの伏兵》については、《神秘の論争》を抜いたうえでティムール荒野の再生に対して有利を保つカードを探していてたどり着いたそうです。

5位のリストでも触れたとおり相手を強制的に動かすカードであり、通ればそのまま殴り始められるし、相手がカウンターを吐けば《時を解す者、テフェリー》《世界を揺るがす者、ニッサ》が通りやすくなり、有利な2択を突き付けられる点が強力です。

今後バントランプのサイドボードでよく見るカードになりそうですね。

 

配信ではかなり詳しく解説してくれていたので、気になった方は↑のリンクから動画を観てみてください。

7位:ティムール荒野の再生(タッチ白)

こちらのティムール荒野の再生はなんと白を足した4色。

再生デッキに対して強力な《時を解す者、テフェリー》を採用し、さらにメインから《否認》を3枚も積んでおり、同型戦での優位を作りに行くコンセプトでしょうか。

 

 

メインには《霊気の疾風》すら積んでおらず、アグロ戦のメインゲームはほぼ捨てていると言っていいレベルの振り切りっぷりですが、その分サイドボードには《狼の友、トルシミール》《霊気の疾風》《敬虔な命令》と対アグロカードが満載です。

 

 

《狼の友、トルシミール》《夜群れの伏兵》とシナジーがあり、《狼の友、トルシミール》が場に出ている状態で《夜群れの伏兵》から狼トークンが出るたびに格闘&3点ゲインが誘発し、ライフを回復しつつ盤面を制圧することができます。

 

8位:ティムール荒野の再生

こちらのティムール荒野の再生では確定カウンターがメインから2枚と多めに取られていますが、《中和》ではなく《イオン化》が取られています。

 

 

ティムール荒野の再生での採用ということ何度なので、ダメージを期待してのものではなく、「青青①」よりも「青①」の方が構えやすいということでしょうか。

 

また、TOP8のティムール荒野の再生では唯一、《嵐の怒り》を採用しています。

苦手としているグルールアグロへの回答になる貴重な全体除去ですね。

 

 

 

ということでプレイヤーズツアー・オンライン#1のTOP8の結果でした。

来週の#3、#4もこのままティムール荒野の再生が暴れるのか楽しみですね。

 

では!

 

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