MTGアリーナ

CFB Pro Showdownのトップ8とメタゲーム

おっすおっす。

かーむです。

 

群雄割拠なメタゲームが続く新スタンダードですが、先週末、海外大手カードショップであるChannel Fierball主催の大規模イベント「CFB Pro Showdown October」が開催されました。

 

本イベントはCFB Proというサブスクライブサービスの加入者のみが参加可能な大会となっております。

CFB Proは約10$/月で加入でき、ショップでの買い物でキャッシュバックが受けられるほか、海外プロプレイヤーの戦略記事が購読できるなど、比較的ガチ寄りのプレイヤー向けのサービスなので、本大会の参加者は通常の大会よりもレベルが高いものと思われます

 

今回はそんな「CFB Pro Showdown October」の結果をまとめてみたいと思います。

 

MTGアリーナ スタンダードオンライントーナメント KOSのTOP8とメタゲーム10/17に開催されたKOSのTOP8をまとめました。 ジャンドアドベンチャー/黒無色ランプ/ジャンドサクリファイス/セレズニア上陸/マルドゥヨーリオン/ディミーアコントロール/アゾリウスヨーリオン...

 

ソース:CFB Pro Showdownイベントページ

CFB Pro Showdownのメタゲーム

今回のメタゲームは以下の通り。

落ち目と思われたラクドスミッドレンジが最上位、ゴルガリアドベンチャーは順当に2番手につけていますが、どちらも勝率はあまり振るわず。

 

そんな中でセレズニアヨーリオンの73%強の勝率が光ります。

また、ヨーリオン系デッキに対して有利とされるティムールランプも70%近くの勝率をマークしており、今回TOP8に2名を輩出したグルールアドベンチャーと合わせて今回の勝ち組となりました。

 

TOP8デッキ

大会結果は以下の通り。

順位 デッキ
優勝 セレズニアヨーリオン
2位 赤単アグロ
3位 ディミーアコントロール
4位 ナヤランプ
5位 ジェスカイコントロール
6位 エスパーヨーリオン
7位 グルールアドベンチャー
8位 グルールアドベンチャー

今大会の優勝者はチェコの強豪、オンドレイ・ストラスキーの駆るセレズニアヨーリオン

独創的なデッキを組むことでも知られ、日本では「オンドレニキ」の相性で親しまれていますが、今大会では9勝0敗を成し遂げ、見事優勝に輝きました。

 

2位は最近鳴りを潜めていた赤単アグロ

ディミーアコントロール、ヨーリオン、ランプ系など、遅めのデッキを撃破し、8-1の好成績を残しました。

 

 

他はグルールアドベンチャーが2つ、コントロールが2つ、ランプが1つ、ヨーリオンが一つということで、色も速さも異なるデッキがバラバラに入賞しています。

 

かーむ
かーむ
んー、良環境

優勝:セレズニアヨーリオン

それでは個別のデッキを見ていきましょう。

まずはセレズニアヨーリオン。

 

優秀なCIP能力持ちクリーチャーを《空を放浪するもの、ヨーリオン》《魅力的な王子》で使い回すことでアドバンテージを得る構造は他のヨーリオン系デッキと共通。

 

 

そこに《パンくずの道標》が加わり、盤面を展開しながらさらにアドバンテージを得られる点がセレズニアカラーの利点です。

 

 

緑単フードでも採用されているエンチャントですが、フード軸のデッキが流行るようであれば、食物トークンの生贄を止められる《鎮まらぬ大地、ヤシャーン》が対策カードとして使われるかもしれません。

 

 

 

 

また、セレズニアヨーリオンは『ゼンディカーの夜明け』で登場した両面モード土地である《変わり樹の共生》を最も強く使えるデッキでもありますね。

 

 

蛇足の小ネタ。

ヨーリオン系デッキの必殺技である《魅力的な王子》《空を放浪するもの、ヨーリオン》の無限ブリンクコンボですが、セレズニアヨーリオンでは《ラノワールの幻想家》のブリンクによるドローに加えて、《グレートヘンジ》が場に出ていればブリンクしたクリーチャー分毎ターンドローできるため、莫大なアドバンテージを得ることができます。

60枚デッキなので引きすぎ注意。

 

 

《インポートリスト》

デッキ
4 平地 (ANB) 115
6 森 (ANB) 112
4 枝重なる小道 (ZNR) 258
4 豊潤の神殿 (THB) 248
4 金のガチョウ (ELD) 160
2 魅力的な王子 (ELD) 8
2 ガラスの棺 (ELD) 15
2 絡みつく花面晶体 (ZNR) 211
4 パンくずの道標 (ELD) 179
4 スカイクレイブの亡霊 (ZNR) 39
4 ラノワールの幻想家 (M21) 193
2 太陽の神のお告げ (THB) 30
4 意地悪な狼 (ELD) 181
2 エルズペス、死に打ち勝つ (THB) 13
4 空を放浪するもの、ヨーリオン (IKO) 232
1 巨大猿、コグラ (IKO) 162
2 エメリアの呼び声 (ZNR) 12
3 変わり樹の共生 (ZNR) 215
2 グレートヘンジ (ELD) 161

サイドボード
3 鎖巣網のアラクニル (THB) 167
1 巻き添え (M21) 201
1 ガラスの棺 (ELD) 15
3 漁る軟泥 (M21) 204
1 太陽の神のお告げ (THB) 30
2 空の粉砕 (THB) 37
1 エルズペス、死に打ち勝つ (THB) 13
2 怪物の代言者、ビビアン (IKO) 175
1 ヘリオッドの介入 (THB) 19

2位:赤単アグロ

2位は赤単アグロ。

ずーーーーっとインパクトのあるカードは出ていないのですが、形を変えないまま環境からまったくいなくなることはないあたり、赤単アグロというアーキタイプの強さを感じますね。

 

テフェ夫
テフェ夫
さすが古より存在するアーキタイプ

 

これまでの禁止でライフゲイン系のカードがかなり削られ、環境が若干遅めに傾いたことで、高速アグロである赤単の価値が少し上がってきた印象がありますね。

 

1ターン目からアタッカーを展開し、相手がもう少しで体制を整えられるというところで《エンバレスの宝剣》でフィニッシュするという戦略はいまの遅めのメタにあっているように思えます。

 

 

 

《インポートリスト》

デッキ
4 アクームのヘルハウンド (ZNR) 133
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
4 エンバレス城 (ELD) 239
4 エンバレスの宝剣 (ELD) 120
4 熱烈な勇者 (ELD) 124
2 カルガの威嚇者 (ZNR) 145
15 山 (ANB) 114
2 灰のフェニックス (THB) 148
4 リムロックの騎士 (ELD) 137
4 義賊 (ELD) 138
4 髑髏砕きの一撃 (ZNR) 161
3 ショック (ANB) 84
2 朱地洞の族長、トーブラン (ELD) 147
4 鍛冶で鍛えられしアナックス (THB) 125

サイドボード
4 アゴナスの雄牛 (THB) 147
4 レッドキャップの乱闘 (ELD) 135
1 乱動する渦 (ZNR) 156
3 焦熱の竜火 (M21) 158
2 ヴァラクートの探検 (ZNR) 175
1 灰のフェニックス (THB) 148

3位:ディミーアコントロール

混沌を極める新スタンダード環境ですが、いよいよコントロールが結果を出し始めました。

こちらは除去、カウンター、ハンデス(サイド)で構成された正統派ディミーアコントロール。

 

 

デッキ公開制のイベントということもあり、メインもサイドもカードがかなり散っていますね。

とは言え、「カウンター」や「除去」という同じ役割の中でカードを散らしているため、デッキの動きの再現性はそこまで損なわれていないように思います。

 

中でも面白いのは《絶滅の契機》《影の評決》の散らし。

最初は《影の評決》はちょっと…と思ったのですが、《絶滅の契機》でありがちな、「奇数でも偶数でも脅威が残っちゃって除去が間に合わない…」という状況にうまくハマります。

 

 

除去が間に合わない⇒展開されたクリーチャーは軽い⇒《影の評決》で全部流せる

というわけですね。御見それしました。

 

 

その他、気になるカードとしてはこちらの3枚。

 

《塵へのしがみつき》《ファリカの落とし子》はディミーアローグ向けの脱出持ちカードですが、《ファリカの落とし子》はちょっと珍しいですね。

《塵へのしがみつき》はヨーリオン系デッキが標準搭載している《エルズペス、死に打ち勝つ》の第3章のリアニメイトへのカウンターとしても機能します。

 

また、《ファリカの献杯》はアゾリウスヨーリオンが採用し始めている《夢さらい》や、《フェリダーの撤退》など、青黒カラーで本来対処しづらいパーマネントへの除去として使いやすいですね。

 

 

ヨーリオンに加えてランプデッキも台頭してくるなど、ミッドレンジ環境になってきたということで、カウンターで重い呪文を弾きながら自分のフィニッシャーを通すという戦略も高速アグロ戦略とは別の意味で有効になってきそうですね。

 

しかしアグロも依然環境で存在感を持っているので、カウンターと除去の配分はコントロール使いの腕の見せ所ですね。

 

《インポートリスト》

デッキ
1 残忍な騎士 (ELD) 97
6 沼 (ANB) 116
2 真面目な身代わり (M21) 239
4 精神迷わせの秘本 (M21) 232
3 サメ台風 (IKO) 67
6 島 (ANB) 113
1 鏡映魔道士、ジェイス (ZNR) 63
2 悪夢の詩神、アショク (THB) 208
1 精霊龍、ウギン (M21) 1
2 塵へのしがみつき (THB) 87
2 本質の散乱 (AKR) 60
2 ジュワー島の撹乱 (ZNR) 64
2 否認 (ZNR) 71
2 無情な行動 (IKO) 91
1 取り除き (M21) 97
2 中和 (IKO) 59
2 シルンディの幻視 (ZNR) 80
2 ハグラの噛み殺し (ZNR) 106
1 血の長の渇き (ZNR) 94
2 絶滅の契機 (IKO) 88
2 影の評決 (ZNR) 124
1 海門修復 (ZNR) 76
1 ヴァントレス城 (ELD) 242
1 ロークスワイン城 (ELD) 241
4 清水の小道 (ZNR) 260
4 ゼイゴスのトライオーム (IKO) 259
1 這い回るやせ地 (ZNR) 262

サイドボード
1 血の長の渇き (ZNR) 94
1 厚かましい借り手 (ELD) 39
2 強迫 (M21) 96
1 取り除き (M21) 97
1 本質の散乱 (AKR) 60
1 絶滅の契機 (IKO) 88
1 メア湖の海蛇 (ELD) 195
1 否認 (ZNR) 71
2 ファリカの献杯 (THB) 111
1 ファリカの落とし子 (THB) 112
1 サメ台風 (IKO) 67
1 魂の粉砕 (ZNR) 127
1 無情な行動 (IKO) 91

4位:ナヤランプ

4位はナヤランプ。

多色土地を一切使わず、他のカードもほとんど4枚フル投入という美しい構成。

というのもフィニッシャーに据えられた《世界を彫る者、ファイラス》を活かすため。

 

 

リミテッドでは爆弾レアとして名高いこのカードですが、ついに構築でも結果を出しました。

場に出た際に大量の植物トークンを生成し、以降土地を置くごとにどんどんとクロックを上げていきます。

《フェリダーの撤退》も絡めば一瞬で相手のライフを削り切ってしまいます。

 

 

気になるマナベースですが、《水蓮のコブラ》《耕作》により見た目以上に安定しています。

相棒に《湧き出る源、ジェガンサ》を採用していることからもわかる通り、サイドの《長老ガーガロス》以外にはダブルシンボルを要求するカードもなく、そもそもデッキ的にはほとんど緑単に近い構成になっています。

 

 

 

《耕作》《世界を彫る者、ファイラス》《フェリダーの撤退》の上陸を達成するためにも有効ですが、マナを伸ばした先に大ボスである《精霊龍、ウギン》も控えています。

 

 

迫真のフル投入ですが、プラス連打と奥義による勝利以外にも、ヨーリオン系デッキ戦では盤面を更地にしておくことで、そのあとの《空を放浪するもの、ヨーリオン》の価値を大きく落とす役割があるのも重要なポイントです。

 

《インポートリスト》

相棒
1 湧き出る源、ジェガンサ (IKO) 222

デッキ
4 水蓮のコブラ (ZNR) 193
11 森 (ANB) 112
4 狼柳の安息所 (THB) 205
2 平地 (ANB) 115
4 ラノワールの幻想家 (M21) 193
4 耕作 (M21) 177
4 フェリダーの撤退 (ZNR) 16
2 寓話の小道 (M21) 246
2 寓話の小道 (ELD) 244
4 世界を彫る者、ファイラス (ZNR) 234
2 進化する未開地 (AKR) 292
4 精霊龍、ウギン (M21) 1
4 真面目な身代わり (M21) 239
4 絡みつく花面晶体 (ZNR) 211
2 山 (ANB) 114
3 バーラ・ゲドの復活 (ZNR) 180

サイドボード
4 長老ガーガロス (M21) 179
2 運命の神、クローティス (THB) 220
1 湧き出る源、ジェガンサ (IKO) 222
3 鎖巣網のアラクニル (THB) 167
4 精神迷わせの秘本 (M21) 232
1 切り裂かれた帆 (IKO) 136

 

5位:ジェスカイコントロール

続いてはジェスカイコントロール。

コントロールとはいいつつも、ミッドレンジとしても振る舞える構成になっています。

赤デッキの定番《砕骨の巨人》や、白の標準スロットとなった《スカイクレイブの亡霊》に加え、変則フィニッシャーの《軍団の天使》が採用されています。

 

 

1体目の着地に成功すれば、サイドボードに控えた仲間が手札に加わり、どんどこ4/3フライヤーが盤面に展開されていきます。

公開当初はナメていましたが、先日消耗戦の末にこいつを出され、”分からされ”が発生しました笑

 

 

そしてメインサイドに1枚ずつ採用された《九つの命》ですが、

 

正直なんで入ってるのか分かりません。。。

 

 

コントロールとアグロのマッチアップでは、コントロール側は「負けなければいずれ勝つ」立場にあるため、アグロ戦で負けないようにするための採用?でしょうか????

 

《インポートリスト》

デッキ
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
2 アゴナスの雄牛 (THB) 147
2 寓話の小道 (M21) 246
3 エメリアの呼び声 (ZNR) 12
2 軍団の天使 (ZNR) 23
4 エルズペス、死に打ち勝つ (THB) 13
3 平地 (ANB) 115
1 山 (ANB) 114
4 スカイクレイブの亡霊 (ZNR) 39
2 精神迷わせの秘本 (M21) 232
4 針縁の小道 (ZNR) 263
4 河川滑りの小道 (ZNR) 264
1 島 (ANB) 113
4 ガラスの棺 (ELD) 15
2 這い回るやせ地 (ZNR) 262
2 サメ台風 (IKO) 67
4 ラウグリンのトライオーム (IKO) 251
2 古き道のナーセット (IKO) 195
4 神秘の論争 (ELD) 58
3 空の粉砕 (THB) 37
2 メレティス誕生 (THB) 5
1 九つの命 (M21) 28

サイドボード
2 軍団の天使 (ZNR) 23
3 否認 (ZNR) 71
2 アゴナスの雄牛 (THB) 147
1 九つの命 (M21) 28
1 空の粉砕 (THB) 37
2 魂標ランタン (THB) 237
2 歴戦の神聖刃 (M21) 34
2 フェリダーの撤退 (ZNR) 16

6位:エスパーヨーリオン

ヨーリオン系デッキにはアゾリウス、セレズニアのバリエーションもありますが、6位に入賞したのはエスパーヨーリオン。

 

エスパーカラーの特徴としては、他のカラーではできないインスタントタイミングによる除去と、遅いデッキ同士の対決で輝く《予言された壊滅》

 

 

ヨーリオンミラーでは相手の《海の神のお告げ》などを除去することで、《空を放浪するもの、ヨーリオン》の出し合いでも有利に立てます。

また、《予言された壊滅》を長く維持するため、こちらは《海の神のお告げ》に加えて《黄金の卵》を採用しており、結果的に《空を放浪するもの、ヨーリオン》の価値がアゾリウスよりも上がる点もエスパーカラーの魅力です。

(ただ、卵を出すムーブ自体は色事故回避にも寄与するものの、シンプルに弱い)

 

 

 

《予言された壊滅》と言えば、セット感のある《裏切る恵み》ですが、こちらはサイドに落とされています。

メインに入れたくなるところですが、これを入れてしまうとあまりにもアグロ戦が不利になってしまうということで、グッと我慢してサイドに控えさせているように思えます。

 

 

恐らく、代わりのスロットとしては《強迫》でしょうか。

一見アグロには効かないという点で上記と矛盾しそうですが、今のアグロは両面モード土地を多数採用しています。

 

 

これらのカードはそこそこ重いため、手札に残っているケースも多く、序盤に打てればマナスクを誘発できるチャンスもあるということで、メイン《強迫》は割とアリな印象です。

 

クリーチャーに目を向けると、《収得の熟練者》が採用されています。

こちらもカードパワー自体はないもののアグロ、ミッドレンジ、コントロールにまんべんなく有効で、序盤に出されると相当うっとおしいです。

特に序盤から《収得の熟練者》《魅力的な王子》と動かれるとリソースを相手のゴリッと削り、中盤戦をかなり有利に進められるようになります。

 

 

(いまヨーリオン系デッキの研究を進めているので、ちょっと長くなってしまいました;)

 

《インポートリスト》

相棒
1 空を放浪するもの、ヨーリオン (IKO) 232

デッキ
4 予言された壊滅 (ELD) 187
2 寓話の小道 (M21) 246
1 寓話の小道 (ELD) 244
4 清水の小道 (ZNR) 260
5 平地 (ANB) 115
4 ガラスの棺 (ELD) 15
3 太陽の神のお告げ (THB) 30
3 強迫 (M21) 96
4 島 (ANB) 113
4 陽光昇りの小道 (ZNR) 259
4 欺瞞の神殿 (THB) 245
4 海の神のお告げ (THB) 58
3 空を放浪するもの、ヨーリオン (IKO) 232
4 静寂の神殿 (M21) 255
4 エルズペス、死に打ち勝つ (THB) 13
4 悪夢の詩神、アショク (THB) 208
4 黄金の卵 (ELD) 220
4 魅力的な王子 (ELD) 8
4 啓蒙の神殿 (THB) 246
4 収得の熟練者 (ZNR) 89
3 沼 (ANB) 116
4 絶滅の契機 (IKO) 88

サイドボード
1 空を放浪するもの、ヨーリオン (IKO) 232
1 強迫 (M21) 96
2 取り除き (M21) 97
1 魂標ランタン (THB) 237
2 空の粉砕 (THB) 37
2 無情な行動 (IKO) 91
4 裏切る恵み (THB) 117
2 神秘の論争 (ELD) 58

7位:グルールアドベンチャー

7位はグルールアドベンチャー。

こちらも禁止改定以降、安定して結果を残しています。

 

ヨーリオン系デッキの台頭により、クロックパーミッションとLO戦略で有利とされるディミーアローグも数を増やしていますが、ディミーアローグに対して速度で上回れるということで、グルールアドベンチャーもメタ上の位置が良くなっている印象です。

赤単と同じく、高速アグロ戦略を取っているという意味でも今後も警戒が必要ですね。

(と言ってもデッキが多すぎてそろそろカオス)

 

また、こちらのデッキでは4マナ域に《探索する獣》を採用しており、《山火事の精霊》と合わせて速攻かつ回避能力持ちアタッカーを8枚搭載。

 

 

《メレティス誕生》のトークンや《魅力的な王子》、緑系デッキのマナクリーチャーを無視してダメージを叩き込めるため、現在のメタでは見た目以上にブロックできない場面が多いです。

ゴルガリアドベンチャーでも、実はブロックできるクリーチャーは限られています。

 

《インポートリスト》

デッキ
4 エッジウォールの亭主 (ELD) 151
3 漁る軟泥 (M21) 204
4 山火事の精霊 (ZNR) 221
4 カザンドゥのマンモス (ZNR) 189
3 探索する獣 (ELD) 171
4 エンバレスの宝剣 (ELD) 120
4 石とぐろの海蛇 (ELD) 235
4 原初の力 (M21) 197
2 髑髏砕きの一撃 (ZNR) 161
4 山 (ANB) 114
6 森 (ANB) 112
4 岩山被りの小道 (ZNR) 261
2 進化する未開地 (AKR) 292
2 寓話の小道 (M21) 246
2 寓話の小道 (ELD) 244
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
4 恋煩いの野獣 (ELD) 165

サイドボード
3 鎖巣網のアラクニル (THB) 167
3 レインジャーの悪知恵 (M21) 199
2 轟く叱責 (ZNR) 170
3 ガラクの先触れ (M21) 185
2 怪物の代言者、ビビアン (IKO) 175
2 グレートヘンジ (ELD) 161

8位:グルールアドベンチャー

8位もグルールアドベンチャー。

こちらはアドベンチャーとはいいながらも《エッジウォールの亭主》は不採用。

代わりに《豊穣の碑文》《轟く叱責》などの除去を採用しています。

 

 

今はインスタントタイミングでの除去はかなり価値があり、黒系デッキでは2マナの除去枠が《取り除き》優先から《無情な行動》と散らす構成が増えつつあるので、《豊穣の碑文》は今旬のカードの1つですね。

 

また、このリストでは4(3)マナ域に《探索する獣》に加えて《水晶壊し》を採用。

《エルズペス、死に打ち勝つ》《パンくずの道標》《精神迷わせの秘本》などの置物も多く見かけるため、変容時の誘発型能力が輝きますね。

 

 

《インポートリスト》

デッキ
6 森 (ANB) 112
4 岩山被りの小道 (ZNR) 261
2 寓話の小道 (M21) 246
2 寓話の小道 (ELD) 244
4 山 (ANB) 114
2 進化する未開地 (AKR) 292
3 石とぐろの海蛇 (ELD) 235
4 漁る軟泥 (M21) 204
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
4 カザンドゥのマンモス (ZNR) 189
4 恋煩いの野獣 (ELD) 165
3 水晶壊し (IKO) 155
2 豊穣の碑文 (ZNR) 186
2 髑髏砕きの一撃 (ZNR) 161
4 エンバレスの宝剣 (ELD) 120
3 轟く叱責 (ZNR) 170
4 山火事の精霊 (ZNR) 221
3 探索する獣 (ELD) 171

サイドボード
3 鎖巣網のアラクニル (THB) 167
2 レインジャーの悪知恵 (M21) 199
3 怪物の代言者、ビビアン (IKO) 175
2 アクロス戦争 (THB) 124
2 グレートヘンジ (ELD) 161
3 ガラクの先触れ (M21) 185

 

オマケ

本イベントでは、本戦終了後のボーナスステージがありました。

優勝者はEND BOSSとゲームを行い、勝利すれば賞金がダブルアップされるという大盤振る舞い!

 

今回、優勝者のオンドレイ選手と戦うEND BOSSは…

 

 

Luis Scott-Vargas

 

立ちはだかる強大なボス。

そしてボスのデッキがこれだぁ…!

 

 

 

結果はLSVの勝利

《崇高な天啓》《夢さらい》が強すぎました…

 

犯行現場

 

 

オンドレニキ「夢さらい強すぎワロタw」(意訳)

 

二人の対戦はこちらのTwitchリンクから視聴できますので、ぜひ見てみてください。

(2時間55分ごろから)

 

CFB Pro Showdown! Standard Action with Haiyue Yu and Martin Juza

 

 

 

というわけでCFB Pro Showdownの結果でした!

目まぐるしく変わっていくスタンダードのメタゲーム。

イベントごとに勝ち組も入れ替わっていきますが、今週末もRed Bull Untapped、日本選手権もウィークエンド予選と盛りだくさん!

 

 

直近の競技イベントのスケジュールをまとめてみた【2020/10/19更新】MTGアリーナの競技イベントのスケジュールをまとめてみました。 ゼンディカーの夜明けウィークエンド予選/カルドヘイムウィークエンド予選/日本選手権2020/Sekappy Colosseum/CLASH...

 

 

僕も昨日Red Bull Untappedの週末大会の予選を勝ち抜き、週末本戦の参加権を獲得できたので、引き続き頑張っていきます!

 

では!!

 

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