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【MTG】かーむ式デッキ構築法:7つのパターン-(前編)

 

おっすおっす。

かーむです。

いよいよMTGアリーナで『基本セット2020』がリリースされ、新環境が始まりましたね!

さらにロンドン・マリガンの導入新システム「マスタリー」の実装など、大型アップデートもあり、ワクワクが止まりませんな。

 

そんな新環境ですが、新環境の醍醐味と言えばやはり新しいデッキの構築です。

でも、「どうやってデッキ組んだらいいの?」って人も多いと思います。

 

今はネットでいろんなデッキリストが簡単に手に入るため、自分自身でデッキを組む機会は意外と少なくなっているのかもしれません。

(デッキをコピーすることを否定しているわけではありませんよ)

 

そこで今回は、かーむ式デッキ構築法7パターン紹介してみたいと思います!!

1つの記事に全部書いてしまうと長くなりすぎてしまうので、前後編に分けて紹介していきます。

後編はこちら

 

【MTG】かーむ式デッキ構築法:7つのパターン-(後編)MTGのデッキ構築法を紹介しています! ⑤シナジーを持つカードを見つけて構築する ⑥強いカードを集めて構築する ⑦メタゲームから構築する 蛇足:オリジナルデッキ構築の落とし穴...

 

デッキ構築に最も必要なもの

突然ですが、質問です。

デッキ構築に最も必要なものは何だと思いますか?

 

強さ?

安定性?

使いやすさ?

メタゲーム上の立ち位置…?

 

答えは人それぞれあると思いますが、僕はコンセプトだと思っています。

 

コンセプトとは、「これはどういうデッキ?」という質問に「●●して勝つデッキ!」と答えられるかどうかということです。

 

分かりやすい例で赤単アグロをあげてみると、「序盤からガンガン攻めて高速で相手のライフを削りきって勝つデッキ」みたいな感じです。

 

赤単アグロのサンプル

 

赤単アグロはそのコンセプト通り、デッキのほとんどが相手のライフを効率的に削り取るカードで構成されています

 

しっかりとしたコンセプトがあると、デッキの方向性が定まり、どういったカードを入れるべきかの判断がしやすくなります

デッキを作るときは、「どうやって勝ちたいか」を忘れないようにしましょう

 

コンセプトをしっかり持っていないと、気付いたらデッキが明後日の方向に行っちゃうことがあります。

 

逆に言うと、コンセプトさえしっかりしていれば、赤単に「強いけど重たすぎるカード」を入れてしまったり、攻撃的なデッキなのに全体除去を入れてしまうようなったりしてしまうようなことを避けることができます。

 

とても強いカードですが、赤単のコンセプトには合いませんね

 

 

コンセプトを忘れない方法

コンセプトを忘れないための具体的な方法としてオススメしているのが、自分でデッキ名をつけてしまうというものです。

このとき、できるだけストレートな名前にするのがポイントです。

 

今環境にいるデッキで例えると…

赤単→とにかく顔面タコ殴りアグロ

バントランプ→大量マナから超必連打ランプ

エスパーコントロール→ハイパーハゲ祭り

みたいな感じです。

 

超ザックリで大丈夫です。

 

 

・・・あ。

今、僕のことアホだと思ったでしょ?

 

まあ実際アホみたいな方法ではありますが、これだけストレートな名前にしていれば、なかなかコンセプトを忘れることはありません。

 

「このカードはデッキに入れるべきか?」と思ったら、デッキ名を思い出してみてください

そこそこの確率で答えが出ると思います。

 

特にオリジナルデッキを作る際に有効なので、デッキ構築に悩んだら、騙されたと思って試してみてください!

 

デッキの作り方7パターン(1~4)

ということでちょっと前置きを挟みましたが、デッキの作り方に入っていきましょう!

前編では全7つのうち4つを紹介します(*’ω’*)

①アーキタイプから構築する

1つ目はアーキタイプからデッキを構築する方法です

 

MTGにはアーキタイプ(ひな形)と呼ばれるデッキの分類があり、基本的にすべてのデッキは6つのアーキタイプのいずれかに分類されます

(まれに複数のアーキタイプを複合する場合もあります)

 

MTGのアーキタイプは以下の6種類。

 

①アグロ

序盤から積極的に攻めるデッキ。

単体のカードパワーよりも呪文の軽さを重視する傾向にある。

例⇒赤単アグロ、白単アグロ

 

②ミッドレンジ

3~6マナ域の呪文を中心とした中速デッキ。

アグロに比べて、単体のカードパワーを重視する傾向にある。

例⇒スゥルタイミッドレンジ、グルールミッドレンジ

 

③ランプ

序盤のマナ加速から重量級の呪文に繋げるデッキ。「ターボ●●」とも。

序盤を無視して中盤以降に攻めに転じるため、コントロールやコンボとの分類があいまい。

例⇒バントランプ

 

④コントロール

相手の行動を妨害し、ゲームの流れを支配して勝利することを目指すデッキ。

例⇒エスパーコントロール、グリクシスコントロール

 

⑤コンボ

名前の通り、コンボによる勝利を目指すデッキ。

例⇒シミックネクサス、4C”戦慄衆の指揮”

 

⑥攪乱的アグロ

序盤にクリーチャーを展開し、除去や打ち消し呪文で相手の妨害や脅威を排除してそのまま勝利を目指すデッキ。「ビート・コントロール」とも。

序盤に展開したクリーチャーを打ち消し呪文で守るデッキは「クロック・パーミッション(クロパ)」とも呼ばれ、ビート・コントロールの代表格。

例⇒エスパーミッドレンジ(エスパーヒーロー)

 

アーキタイプはそれ自体がコンセプトを持っているため、アーキタイプのコンセプトを参照しながらカードを選ぶだけでデッキの体をなしてくれるため、最も簡単なデッキ構築方法の1つです。

 

また、すべてのデッキはいずれかのアーキタイプに分類されるため、現在過去含めて、参考になるデッキリストを見つけやすいメリットがあります

 

例えば赤単アグロは基本的にいつのスタンダードにも存在しており、過去のスタンダードの赤単アグロを見て、土地の枚数や火力呪文の枚数などを参考にすることができます。

 

6つの中から好みのアーキタイプを見つけて、そこから着想するのもアリだと思います。

ちなみに僕はコントロールとミッドレンジが好きで、アグロとランプとコンボはあまり好きじゃありません( ゚Д゚)

②既存のデッキをベースに構築する

2つ目はすでに環境にあるデッキをベースに構築する方法です。

実績のあるデッキをベースにしているため、ある程度強さが保証されているのがこの方法の良いところです。

 

 

また、ベースがある分、ゼロから新しくデッキを作るよりもデッキを構築しやすいというメリットもあります。

 

現環境で活躍しているデッキの例でいえば、エスパーコントロールです。

 

今の環境の始めごろは、エスパーと言えば《第一管区の勇士》を核としたミッドレンジ型が主流でした。

 

多色呪文とのシナジーでトークンを生成してガンガン殴る

 

 

サンプルとしてデッキリストを載せておきます↓↓↓

パワーカードを詰め込んだ、まさにミッドレンジと言えるデッキですね。

 

 

しかし環境中盤になると、大会を結果を出し続けていたグルールミッドレンジを倒すために、《第一管区の勇士》を抜いてコントロールに寄せたエスパーコントロールが新しく生まれました

 

 

採用されているカードはある程度共通の部分もありますが、ミッドレンジからコントロールにシフトしたことで、戦い方も他のデッキとの相性もミッドレンジ型の時とは大きく異なりまさに別のデッキになっています。

 

このように、既存のデッキをベースにして新しいデッキを構築するのも1つのやり方です。

その際も、これから作る新しいデッキのコンセプトは何なのかを忘れないように注意です。

 

オリジナルデッキというほどではありませんが、僕も前環境ではスゥルタイミッドレンジをベースに自分なりにアレンジしたデッキを使っていました。

構築の過程を記事に残してたりしますので参考までに↓

 

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③デッキのキーカードを決めて構築する

3つ目は、デッキの中核となるカードを決めて、それをサポートするカードを集めてデッキを構築する方法です。

 

現環境の例で言えば、ボロス・フェザーです。

このデッキは、「フェザーで無限に呪文を手札に戻しまくって殴り勝つ」というコンセプトを持っています。

 

 

デッキ名にもなっているキーカードの《贖いし者、フェザー》は自軍のクリーチャーを対象に取る呪文と非常に相性が良い、非常にユニークな能力を持っています。

 

デッキの核になり得るユニークかつ強力な能力

 

《無謀な怒り》などといった、フェザーと相性の良い呪文が大量に採用されています。

 

フェザーのためのようなカード

 

また、クリーチャーに目を向けてみると、呪文と相性が良い能力を持ったクリーチャーが採用されています。

コンセプトである《贖いし者、フェザー》で勝てない場合の強力なサブプランとして機能します

(若干逆算的な説明だけど、例なので許してね)

 

 

このように、勝ちにつながるキーカードを1つ決めて、それを活かすカードや相性が良いカードを集めてデッキを構築する方法も有効です。

 

この方法にハマるようなユニークで強力なカードがないか、ギャラリーを眺めてみると新しい発見があるかもしれません。

 

基本セット2020|カードギャラリー| 日本公式ウェブサイト

mtg-jp.com

 

④似たカードを集めて構築する

前編の最後に紹介するのは、デッキコンセプトになりうる「性能が似たカード」を集めてデッキを構築する方法です。

③とちょっと似ているようで別の方法になりますので、解説していきます。

 

「性能が似たカード」というのは、同じ働きをする、もしくは役割が同じカードということです

 

通常、デッキに同じカードは4枚までしか採用することはできませんが、例えば同じような性能の2種類のカードが4枚ずつデッキに入っていれば、同じカードがデッキに8枚入っているのとほとんど近い状態になります

するとデッキは安定して同じ動きをしやすくなり、コンセプトを実現しやすくなります

ちょっと理解しづらいと思うので、実例を見てみましょう。

 

このパターンで構築されたデッキといえば、イゼットドレイクです。

今でこそイゼットカラーではイゼットフェニックスが活躍していますが、その前身としてイゼットドレイクというデッキがありました。

デッキはこちら。

 

イゼットドレイクのサンプルリスト

 

このデッキのアタッカーは、ほぼ同じ能力を持つ2種類のドレイク

どちらも墓地(と追放領域)にある呪文の分だけパワーが上がっていく能力を持っています。

 

そしてデッキには、2匹のドレイクをデッキから探しつつ、パワーをあげる助けをする軽量呪文たちが大量に採用されています。

 

 

同じ条件=墓地の呪文分パワーが上がるアタッカーが8枚あれば、「軽量呪文を唱えまくって、墓地の呪文とシナジーがあるクリーチャーで殴り倒す」というコンセプトが実現しやすくなります

 

このように、1枚だとコンセプトを実現するにはちょっと足りなくても、他の同じような性能のカードを集めることで、コンセプトを明確にしたデッキを構築する方法もあります。

 

 

ということで前編では4つのデッキ構築方法を紹介しました!

少しでもデッキ構築の参考になればと思います(*’ω’*)

残る3つの構築方法は後編で紹介していきますので、そちらもぜひ楽しみにしてもらえたら嬉しいです。

では!

追記:後編も書きましたので、ぜひ読んでみてください(*’ω’*)

 

【MTG】かーむ式デッキ構築法:7つのパターン-(後編)MTGのデッキ構築法を紹介しています! ⑤シナジーを持つカードを見つけて構築する ⑥強いカードを集めて構築する ⑦メタゲームから構築する 蛇足:オリジナルデッキ構築の落とし穴...

 

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